2010年04月09日

東洋新薬 『ターミナリアベリリカ®』のメタボリックシンドローム改善作用を確認

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、武蔵野大学 油田正樹教授と共同で 『ターミナリアベリリカ®』のメタボリックシンドローム改善作用を確認いたしましたので、日本薬学会 第130年会において発表いたしました。

ターミナリアベリリカは、シクンシ科の東南アジアなど熱帯地域に生息する広葉樹です。ターミナリアベリリカの果実は、インドの伝統療法であるアーユルヴェーダにおいて、糖尿病改善や肝臓保護などに使われてきました。

今回当社は、武蔵野大学 油田正樹教授と共同研究を行い、『ターミナリアベリリカ®』のメタボリックシンドローム改善作用をin vivoで確認いたしましたので、日本薬学会 第130年会(2010年3月28日(日)~30日(火)、岡山・桃太郎アリーナ)におきまして、発表いたしました。

■ 発表骨子
メタボリックシンドローム〔注①〕諸症状を自然発症する遺伝素因を持ったマウス(TSODマウス〔注②〕、4週齢)に『ターミナリアベリリカ®』(TB)を1%、または3%配合した飼料を8週間自由摂取させ(TB1%群およびTB3%群)、『ターミナリアベリリカ®』を含まない普通飼料のみを与えたTSODマウス群(対照群)と比較しました。
その結果、TB1%、3%群は対照群と比較して、内臓脂肪重量の用量依存的、かつTB3%群では有意な低下がみられました。さらに、対照群と比較して用量依存的にTB3%群でインスリン抵抗性〔注③〕が有意に改善されました。
このことから、『ターミナリアベリリカ®』は内臓脂肪蓄積抑制・インスリン抵抗性の改善をはじめとした、メタボリックシンドローム諸症状の予防に対して有用であることが示唆されました。

東洋新薬は今後も『ターミナリアベリリカ®』の機能性をさらに解明し、メタボリックシンドローム対策商品の新規開発に注力してまいります。

〔注①〕 メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積を基盤として高血糖、高血圧、脂質代謝異常を併発し、心臓病や脳卒中につながる動脈硬化を発症するリスクが高くなった病態のことをいう。診断基準が定められており、診断項目は①ウエスト、②血糖、血圧、血中脂質である。これらの項目で要件を満たすとメタボリックシンドロームと診断される。

〔注②〕 TSODマウス
TSODとは、Tsumura, Suzuki, Obese Diabetesのそれぞれの頭文字をとった略語である。TSODマウスは内臓脂肪型肥満や高血糖など、ヒトのメタボリックシンドロームの諸症状に類似した疾患モデルマウスであることから、生活習慣病に関するさまざまな学術研究に用いられている。

〔注③〕 インスリン抵抗性
血液中のブドウ糖を下げるインスリンが働きにくくなった状態で、糖尿病の原因とされている。

〔注④〕 HOMA-IR
homeostasis model assessment as an index of insulin resistance の略。インスリン抵抗性をみる指標の1つで、次ぎの計算式により求められる。
HOMA-IR = 空腹時インスリン値(μU/mL)×空腹時血糖値(mg/dL)÷405

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