2015年04月06日

東洋新薬 広島県産かきエキスの摂取が急激な血中アルコール濃度の上昇を穏やかにさせることを確認

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『まるごと濃縮かきエキスTM』に血中アルコール濃度上昇抑制作用およびアルコール性肝障害の緩和作用を確認し、日本農芸化学会2015年度大会において発表いたしました。

■広島県産かきエキス 『まるごと濃縮かきエキスTM』とは
かきは「海のミルク」とも呼ばれ、たんぱく質、グリコーゲン、ビタミン、タウリンや亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており滋養強壮効果が広く知られています。まるごと濃縮かきエキスTMは、広島県産のマガキ(Crassostrea gigas)をまるごと使用し、酵素処理後に濃縮した機能性食品素材です。健康食品として流通しているかきエキスには、かきの煮汁を凝縮したものやむき身を煮詰めたものなど様々ありますが、まるごと濃縮かきエキスTMは、かきのむき身を酵素分解し、かき本来の成分をぎゅっと濃縮させたエキスです。滋養強壮成分を豊富に含むだけでなく、製法の違いにより亜鉛の含有量が高いのが特徴で、また亜鉛そのものの吸収を促進させる作用も確認しております。

 今回当社は、動物試験においてまるごと濃縮かきエキスTMに血中アルコール濃度上昇抑制作用およびアルコール性肝障害の緩和作用を確認し、日本農芸化学会2015年度大会(2015年3月26日(木)~29日(日)、岡山大学津島キャンパス)において発表いたしました。

■研究の背景
かきには滋養強壮効果の他に、抗疲労、抗酸化、免疫賦活化、脂質代謝改善など様々な作用が報告されています。また当社ではさらに、肌水分量およびコラーゲン合成を高める作用も確認しております。かきと同じ貝類の中でも、アミノ酸の1種であるオルニチンを含む「シジミ」はアルコール代謝を高める作用や肝機能改善作用が有名です。一方、かきにはタウリンが豊富なため、“二日酔い予防”、“肝機能の働きを良くする”などと言われていますが、実際かきとアルコールに関する研究報告例は殆どありません。

 そこで今回当社は、まるごと濃縮かきエキスTMを用いてアルコール代謝およびアルコール性肝障害に対する有効性を検証しました。

■発表骨子
ラットにまるごと濃縮かきエキスTMを単回経口投与し、30分後にアルコールを経口投与しました。アルコール投与後に血液を採取し、血中アルコール濃度および肝障害の指標として血中GPT値〔注①〕を測定しました。まるごと濃縮かきエキスTMの投与によりコントロール群に比べ、血中アルコール濃度の有意な低下が認められました。また、アルコール投与6時間後の血中GPT値もコントロール群に比べ有意に低下しました。

 以上のことから、まるごと濃縮かきエキスTMはアルコール摂取後の血中アルコール濃度上昇を抑制し、アルコール性肝障害を緩和させることが示されました。

 また本研究では、肝機能改善作用で有名なウコンやシジミとの比較も検証しました。ウコンやシジミでは肝臓のアルコール代謝酵素が高まりましたが、まるごと濃縮かきエキスTMは肝臓のアルコール代謝酵素には影響せず、アルコールの吸収そのものを抑えるメカニズムが示唆されました。そのため、今後、まるごと濃縮かきエキスTMは、ウコンやシジミなどとは異なるメカニズムを持つ新しい肝機能訴求の機能性素材として差別化が期待されます。

 東洋新薬は今後も『まるごと濃縮かきエキスTM』の機能性をさらに解明し、独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力して参ります。

〔注①〕GPT値
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ。この数値が高いほど肝臓障害を受けているといわれ、アルコールの摂取によりGPT値は増加することが知られています。GPT値は国際単位としてKarmen Unit(KU)が用いられています。

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