2013年11月15日

東洋新薬 『大麦若葉末』摂取による小腸下部からのカルシウム吸収促進作用を確認

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、大阪青山大学健康科学部 片山 洋子教授および奥 和之准教授との共同研究により、大麦若葉末摂取による小腸下部からのカルシウム吸収促進作用を動物試験にて確認し、第20回日本未病システム学会学術総会において発表いたしました。

■大麦若葉末とは
『大麦若葉末』は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した機能性食品素材です。臨床試験において、便通改善作用を有することを確認しており、大麦若葉末を関与成分とした青汁が平成22年8月23日付けで便通改善作用を許可表示とした特定保健用食品の許可を受けております。

当社では、大麦若葉末の機能性について研究を重ねており、これまでに整腸作用をはじめ、血中中性脂肪上昇抑制作用、大腸癌抑制作用、潰瘍性大腸炎抑制作用などを確認しております。

今回当社は、大麦若葉末摂取による小腸下部からのカルシウム吸収促進作用を動物試験にて確認し、第20回日本未病システム学会学術総会(2013年11月9日(土)~10日(日)、東京・一橋大学)において発表いたしました。

■研究のポイント
食事由来のカルシウムは主に小腸で吸収され、その吸収経路は小腸上部と下部で異なります。小腸上部ではビタミンD摂取、小腸下部では腸内pHの低下によりカルシウムの吸収が促進されることが知られております。
当社はこれまでに、大麦若葉末の摂取により腸内pHが低下することを確認しており、本研究では、動物試験にて大麦若葉末摂取がカルシウム吸収へ及ぼす影響について検証しました。

■発表骨子
ラットを大麦若葉末群(大麦若葉末を含む飼料を摂取)と対照群(大麦若葉末を含まない無繊維飼料を摂取)に分け、28日間それぞれの飼料を自由摂取させました。一晩絶食後、カルシウムを強制経口投与し、小腸全体からのカルシウム吸収量の指標として、投与前(0)~2時間後の血中カルシウム濃度よりAUC〔注①〕を算出しました。
その結果、対照群と比較して大麦若葉末群ではAUCが有意に高値を示しました。
さらに、吸収部位を推定するために、カルシウムが吸収される時間を小腸上部では投与前(0)~0.5時間、小腸下部では0.5~2時間と想定し層別解析〔注②〕を行い、それぞれのAUCを算出しました。
その結果、小腸上部では対照群と比較してAUCに差は見られませんでしたが、小腸下部では、対照群と 比較して大麦若葉末群のAUCが高値を示しました。

これらのことから、大麦若葉末を継続的に摂取することにより、小腸下部からのカルシウム吸収が促進されることを確認しました。

東洋新薬は今後も大麦若葉末を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力して参ります。

[注①]AUC
時間と測定項目の血中濃度をプロットしたグラフの下部面積を指します。本試験では、各時間での血中カルシウム濃度の変化からAUCを算出することで、その時間あたりのカルシウム吸収量としております。

[注②]層別解析
データを分割して解析する方法です。本試験では、小腸における吸収部位を推定する為に、時間で分割して解析を行いました。

▶お知らせ一覧にもどる