2013年05月27日

東洋新薬 『葛の花エキス™』に“溜まった脂肪を分解する作用”を確認―ダイエット素材の新しい切り札に―

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『葛の花エキス™』による抗肥満作用のメカニズムの一つとして、体内に溜まった脂肪を再現した細胞試験において、脂肪分解を促進し、さらにその強さが唐辛子及びショウガよりも強いことを確認しましたので、第67回日本栄養・食糧学会大会において発表いたしました。

■葛の花エキス™とは
葛はマメ科のつる性植物で、乾燥させた根が漢方処方の葛根湯などに使用されていますが、葛の花エキス™は、葛の花部から抽出して製造される機能性食品素材です。

当社では、葛の花エキス™の機能性について研究を重ねており、継続的に摂取することで、腹部内臓脂肪や皮下脂肪を低減させる抗肥満作用をヒト臨床試験において確認しています。さらに、そのメカニズムの一つとして、脂肪分解促進作用を遺伝子レベルで確認しています。

今回当社は、体内に溜まった脂肪を再現した細胞試験において、葛の花エキス™が脂肪分解を促進し、さらにその強さが唐辛子及びショウガよりも強いことを確認しましたので、第67回日本栄養・食糧学会大会(2013年5月24日(金)~26日(日)、名古屋大学)において発表いたしました。

■研究のポイント
葛の花エキス™を原料とした幅広い商品展開を行っていくにあたり、葛の花エキス™の抗肥満作用のメカニズムの一つである脂肪分解促進作用を細胞試験で検証しました。さらに、その強さをダイエット素材として認知度が高く、脂肪分解促進作用を持つことで知られている唐辛子及びショウガと比較しました。

■発表骨子
マウス前駆脂肪細胞である3T3-L1細胞〔注①〕を完全に分化させた後、葛の花エキス™、唐辛子エキス、ショウガエキスを其々培地に添加し、一晩培養後、培地上に遊離したグリセロール量〔注②〕を測定しました。
その結果、葛の花エキス™群では、唐辛子エキス群、ショウガエキス群と比較して有意に遊離グリセロール量の増加が認められました(次ページの図をご参照ください)。
このことから、葛の花エキス™は脂肪分解を促進し、さらにその強さが唐辛子及びショウガよりも強いことが示されました。

東洋新薬は今後も『葛の花エキス™』の機能性をさらに解明し、独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力して参ります。

〔注①〕3T3-L1細胞
マウス由来の前駆脂肪細胞。
分化誘導物質により分化させることにより、中性脂肪(トリグリセリド)が蓄積した成熟脂肪細胞となります。

〔注②〕遊離グリセロール
中性脂肪(トリグリセリド)の分解産物。
トリグリセリドは脂肪酸とグリセロールから成ります。培地上に遊離したグリセロール量は脂肪分解の指標となります。

 

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