2007年07月30日

東洋新薬 新素材NeOpuntia(ネオプンティア®)の販売を開始   ウチワサボテンの繊維にコレステロール低下と脂質減少作用

株式会社東洋新薬(本社: 福岡県福岡市、本部: 佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、ウチワサボテンの乾燥葉の粉末でコレステロール低下と脂質減少作用が期待される機能性素材NeOpuntiaの国内販売代理店契約の締結について、フランスのBio serae (バイオセラエ)社※1と合意したことを発表します。

NeOpuntiaはオプンティア・フィカス・インディカ(Opuntia ficus-indica)※2というウチワサボテンの乾燥葉を、Bio serae社が特許※3を取得している粉砕方法で加工し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をほぼ同割合で含有した100%植物由来の機能性素材です。

欧米をはじめ世界各国で150品以上の体重管理用サプリメント、機能性食品の原料として利用されているほか、世界最大級の食品素材展示会であるHealth Ingredients (Hi) Europe において2004年、革新的な機能性素材に贈られる「Hi Award」の銀賞を受賞するなど高い評価を得ています。

東洋新薬は、Bio serae社が研究開発やエビデンス取得に力を入れており、NeOpuntiaのコレステロール値改善効果や脂肪吸収抑制効果などを臨床試験で確認していることに着目しました。新しいメタボリックシンドローム対策素材として日本市場でも高い需要が見込めると判断し、販売代理店契約の合意に至りました。

■コレステロール値改善効果と脂肪吸収抑制効果
Bio serae社が実施した臨床試験では、BMI※4が25~40の女性68人が2週間、食後にNeOpuntia 4.8g /日を摂取した結果、試験前と比較してコレステロール値が平均10%低下しました。
このことから、NeOpuntiaがコレステロール値の改善に有効であることが示唆されました。

また10人の健康な成人男女が1週間、食後にNeOpuntia 4.8g /日を摂取した結果、対照食品を摂取した場合と比較して、食後に排出された平均脂肪量が27.4%増加しました。このことから、NeOpuntiaに脂肪吸収抑制効果があることが示唆されました。

東洋新薬は今後、NeOpuntiaを使用した独自性の高いメタボリックシンドローム対策商品を開発し、一層の拡販に注力してまいります。

※1 Bio serae社 BIO SERAE Laboratoires SA  http://www.bioserae.com/
フランス南部のトゥールーズ近郊に位置するブラムに本社を置き、ダイエットサプリメント、食品、化粧品、医薬品等の製造業向けに独自性の高い原料を製造販売している機能性素材メーカー。1984年創業。

※2 オプンティア・フィカス・インディカ(Opuntia ficus-indica)
メキシコ乾燥地域原産で、地中海地方でも生育しているウチワサボテンの一種。砂漠地帯では水と食料を確保するために栽培されているほか、メキシコでは野菜として食用されている。

※3 特許
Bio serae社は、サボテン由来の原料を用いて脂肪を凝固させる特性のある加工物を製造する方法に関して特許を保有している。

※4 BMI
体重(kg)÷身長(m)2の値で肥満かどうかとその度合を図るボディマス指数。BMI>25で高血圧、高中性脂肪血症の発症率が、BMI>29で高コレステロール血症の発症率がそれぞれ2倍になるといわれている。

 ※現在、NeOpuntia(ネオプンティア®)は取り扱いしておりません。

▶お知らせ一覧にもどる