2010年03月02日

東洋新薬 新需要創造フロンティア育成事業(農林水産省補助事業)の一環として、”すいおうシンポジウム”を開催

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、3月4日(木)14時より、TKP大手町カンファレンスセンターにおいて、「すいおうシンポジウム」を開催いたします。

■新需要創造フロンティア育成事業
新需要創造フロンティア育成事業とは、農林水産省が新食品・新素材の市場を拡大することを目標に掲げ推進している事業であり、これまでにも紫さつまいも、べにふうきなどが採択され、知名度向上、生産性向上の一助となっています。
東洋新薬は、農林水産省の平成21年度新需要創造フロンティア育成事業に『食用甘藷若葉「すいおう」の新需要拡大のためのグランドデザインの提案と新需要創造協議会の設置支援』という課題名で申請を行い、昨年10月に採択されました。
「すいおう(翠王)」は、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターが、高い栄養価のあるさつまいも茎葉の食味を改善し、開発した品種です。さつまいもの茎葉は栄養性や収穫性に優れていますが、食味が劣るため、これまであまり利用されておりませんでした。そこで食味に優れる品種「すいおう」の開発に至りました。東洋新薬では、この「すいおう」を乾燥・微粉砕した粉末を取り扱っており、加工食品などの商品展開を行っております。

■すいおう
『すいおう(翠王)』は、これまでアクが強く苦みがあるため敬遠されがちだった甘藷(=サツマイモ)の葉・茎・葉柄をおいしく食べられるように九州沖縄農業研究センターが7年間を費やして選び抜いてきた優等生品種です。日本人に不足がちなビタミン類(カロテン、ルテイン)、ミネラル(鉄分、カルシウム)、食物繊維などが豊富で、また抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含むなどの特徴を有し、夏場の葉野菜として大いに期待されています。
また学会等では、すいおう及びその含有成分には、抗酸化作用、がん細胞増殖抑制作用、メラニン色素生成抑制作用、血糖値上昇抑制作用、血圧上昇抑制作用などの機能性があるとして関心が高まっています。作用メカニズムの解明研究も本事業で開始いたしますので、将来が楽しみな食材です。

■シンポジウム概要
新需要創造フロンティア育成事業の一環といたしまして、この度、下記詳細にて、「すいおうシンポジウム」を開催いたします。
ぜひお越しください。
取材ご希望の方は、広報室宛(電話番号03-5501-7788 または、メールアドレスkoho@toyoshinyaku.co.jp)にご一報いただければ幸いです。

日時:2010年3月4日(木) 14:00~17:00
場所:TKP大手町カンファレンスセンター 千代田区大手町1-1-2 りそな・マルハビル18階
http://tkpotemachi.net/access/index.shtml

■”すいおうシンポジウム”概要
1.開会の挨拶 14: 00~14:10
西尾 敏彦 (新品種産業化研究会会長)
2.すいおうの開発ストーリー 栄養成分と機能性成分 14:10~14:30
石黒 浩二 (九州沖縄農業研究センター)
3.岡山県におけるすいおうの商品展開 14:30~14:40
道広 康暉 (岡山県農業開発研究所)
4.食材としてのすいおうの利用方法と、料理の紹介 14:40~15:00
根岸 由紀子 (女子栄養大学栄養科学研究所)

~ 休憩 (展示・試食コーナー) 15:00~15:20 ~

5.すいおうの血糖値改善作用とその作用メカニズムの解明 15: 20~15:40
津田 孝範 (中部大学応用生物学部)
6.すいおう青汁の可能性について 15:40~15:50
鍔田 仁人 (株式会社東洋新薬)
7.すいおう市場拡大のためのグランドデザインの提案 15: 50~16:10 
後藤 一寿 (九州沖縄農業研究センター)
8.新需要創造対策事業についての紹介 16:10~16:20
高田 裕也 (農林水産省生産局)
9.総合討論 16: 20~16:45
[司会] 山川 理(農林水産先端技術産業振興センター)
10.閉会の挨拶 16:45~16:55
高垣 欣也(株式会社東洋新薬)

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