2015年10月27日

東洋新薬 青汁素材で日本初 血糖値対応特保許可取得 ― 食後の血糖値の上昇をおだやかにする、天然系素材※初の関与成分 ―

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『大麦若葉末』に含まれる食物繊維(大麦若葉由来食物繊維)を関与成分とし、「食事に含まれる糖の吸収を抑える」及び「食後の血糖値が気になる方に適する」旨の特定保健用食品表示許可を、2015年10月27日付けで取得いたしました。
『大麦若葉末』は天然系素材として初めて、食後の血糖値の上昇をおだやかにする特保の関与成分となりました。

『大麦若葉末』は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した機能性食品素材です。これまでに、ヒト試験において便通改善作用を有することを確認しており、これをもとに大麦若葉の食物繊維を関与成分とした青汁が2010年8月23日付けで特定保健用食品(以下、特保)の表示許可を受けております。

今回、大麦若葉末を配合した粉末飲料である「大麦若葉の食物繊維が入った青汁」が、「食後の血糖値が気になる方に適する食品」として、消費者庁より特保の表示許可を取得しました。

大麦若葉由来食物繊維を関与成分とした、食後の血糖値の上昇をおだやかにする特保として、日本で初めての表示許可取得となりました。

※抽出、精製などの加工を行わず、起源原料の本質を極力残した原料を「天然系素材」と称します。

【許可品概要】
(1)商 品 名:大麦若葉の食物繊維が入った青汁
(2)関与成分:大麦若葉由来食物繊維
(3)食品形態:粉末飲料
(4)許可表示:食事に含まれる糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにする大麦若葉由来食物繊維を含んでいるため、食後の血糖値が気になる方に適しています。

【許可品を用いたヒト有効性試験の概要】
20歳以上65歳未満の健常者及び糖尿病境界域者29名を無作為に2群に分け、大麦若葉末(大麦若葉由来食物繊維614 mg)を含む食品(被験食品)または大麦若葉末を含まない食品(対照食品)を米飯とともに摂取させる二重盲検クロスオーバー比較試験〔注①〕を実施しました。摂取前、摂取30分後、60分後、90分後及び120分後に血糖値を測定しました。
その結果、被験食品摂取時の、食後60分後及び90分後の血糖値が、対照食品摂取時と比較して、有意に低値を示しました。このことから、本品を食事とともに摂取することで、食後の血糖値の上昇が抑制されることが示されました。

東洋新薬は今後も市場が求める分野に対応した特定保健用食品や機能性表示食品の開発・供給を行っていき、一人でも多くの方々の生活の質(QOL)や健康の維持・増進に貢献して参ります。

〔注①〕二重盲検クロスオーバー比較試験
二重盲検試験とは、被験者の思い込みや試験実施者の行動が被験者に影響を与える可能性を排除するために、被験者及び試験実施者いずれにも試験食品の中身を知らせずに実施する試験です。また、クロスオーバー比較試験とは、2群の各被験者に被験食品と対照食品を時期をずらして両方摂取させ、それぞれの効果を評価する試験です。

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