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2013-06-17
東洋新薬 『フラバンジェノール®』の新たな美白メカニズムを解明―紫外線ダメージの記憶「エンドセリン」の受容体発現を抑制―

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、中部大学 芋川 玄爾 客員教授との共同研究により、『フラバンジェノール®』の美白メカニズムの一因として、ヒトメラノサイトの紫外線暴露で増加するエンドセリン受容体の発現を抑制し、メラニン生成促進の指令を遮断するメカニズムを第112回日本皮膚科学会総会において発表いたしました。

■『フラバンジェノール®』とは
『フラバンジェノール®』とは、フランス南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される東洋新薬の独自素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。また近年強力な美白作用や抗シワ作用が確認され、各分野で注目を集めています。

今回当社は、フラバンジェノール®の美白メカニズムの一因として、ヒトメラノサイト〔注①〕の紫外線暴露で増加するエンドセリン受容体(ETBR)〔注②〕の発現を抑制することを遺伝子及びタンパク質レベルで確認し、第112回日本皮膚科学会総会(2013年6月14日(金)~16日(日)、パシフィコ横浜)において発表しました。

■研究のポイント
当社は、これまでにフラバンジェノール®に関して様々な研究を進めており、内服および塗布による老人性色素斑(シミ)への美白作用を臨床試験で確認しています。また、フラバンジェノール®の美白メカニズムとして、チロシナーゼ〔注③〕阻害作用及び、ヒトメラノサイトにおけるメラニン生成のプロセスを多段階的に抑制することを確認しております。
しかし、メラニン生成のプロセスにはメラノサイト内部だけでなく外部要因も深く関わっています。特にその一つであるエンドセリン〔注④〕は過去からの紫外線ダメージの蓄積と共に分泌され、老人性色素斑(シミ)の形成に関与していることが判明しています1)。
今回当社は、エンドセリンに対するヒトメラノサイトの応答に着目し、フラバンジェノール®が紫外線暴露したヒトメラノサイトでのエンドセリン受容体に及ぼす影響を検証しました。

■ 発表骨子
ヒトメラノサイトにUVB(紫外線)〔注⑤〕を照射していない時と照射した時の其々において、フラバンジェノール®がエンドセリン受容体(ETBR)へ及ぼす影響を定量的RT-PCR法〔注⑥〕とウェスタンブロッティング法〔注⑦〕を用いて評価しました。
その結果、フラバンジェノール®はヒトメラノサイトにおいてUVB(紫外線)照射時に増加するETBRのmRNA発現量を抑制させ、さらにETBRタンパク質も抑制することを確認しました。
このことから、フラバンジェノール®はヒトメラノサイト内においてメラニン生成のプロセスを多段階的に抑制するだけでなく、エンドセリン受容体の発現を抑制することにより、外部からのメラニン生成促進の指令をヒトメラノサイトが受け取れなくすることで、美白作用を発揮することが明らかとなりました。

東洋新薬は今後もフラバンジェノール®を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力して参ります。

〔注①〕ヒトメラノサイト
ヒトの皮膚に存在する細胞で、高いメラニン生成能力を持っています。
美白素材がメラニン生成におよぼす影響を評価するために一般的に用いられています。

〔注②〕エンドセリン受容体(ETBR)
メラニン生成の指令物質であるエンドセリンを受け取り、メラノサイト内にその指令を伝える役割を担います。

〔注③〕チロシナーゼ
メラニン生成に関与する主要な酵素の1つで、メラニン生成過程のうち、アミノ酸の一種であるL-チロシンからメラニンが生成する過程などに関与しています。

〔注④〕エンドセリン
メラニン生成のプロセスで、紫外線を受けると表皮細胞から放出される情報伝達物質の一つで、エンドセリンはメラノサイトの受容体に作用しメラニンを生成するよう指令を出します。

〔注⑤〕UVB
地上に届く紫外線のうち比較的波長が短い領域のものを指し、日焼けの要因となると考えられています。

〔注⑥〕定量的RT-PCR法 
遺伝子を増幅させることで、その遺伝子の発現量を定量的に測定します。

〔注⑦〕ウェスタンブロッティング法 
無数にあるタンパク質の中から特定のタンパク質を検出する方法です。

=参考文献=
1)Kadono S, Manaka I, Kawashima M, Kobayashi T, Imokawa G: The role of the epidermal endothelin cascade in the hyperpigmentation mechanism of lentigo senilis. J Invest Dermatol 116(4): 571-577 2001

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