2009年03月17日

「第2回『フラバンジェノ-ル®』研究会」を開催 更なる研究開発の活性化へ

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、第2回『フラバンジェノ-ル®』研究会を開催し、『フラバンジェノール®』の抗メタボリックシンドローム作用、美容作用、育毛作用を発表いたしました。
この中で、『フラバンジェノール®』を用いた臨床試験を、国立循環器病センターと共同でコホート研究を実施している佐賀県有田町において実施し、血中コレステロール値、体脂肪で改善効果が認められたことを発表いたしました。

■『フラバンジェノール®』のブランド化の推進
このたび東洋新薬は、『フラバンジェノール®』ブランドの更なる発展を目的として、2009年3月13日に、東京ファッションタウンビル(TFTビル)にて、第2回フラバンジェノール研究会を開催いたしました。
『フラバンジェノール®』とは東洋新薬の独自素材で、フランス南西部ランド地方に生育する海岸松の樹皮から抽出される機能性素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。
『フラバンジェノール®』は、これまで抗メタボリックシンドローム、美容、抗酸化、運動時の疲労回復、肝機能改善等様々な作用が報告されています。
同研究会では、『フラバンジェノール®』に関するの最新の知見が発表されるとともに、今後も機能性を更に解明し、広く情報を発信することにより、『フラバンジェノール®』ブランドを更に発展させていくことが発表されました。

■講演1 有田町コホートスタディ(注1)による『フラバンジェノ-ル®』の抗メタボリックシンドローム効果の検証
国立循環器病センター 金智隆氏が、『フラバンジェノ-ル®』の抗メタボリックシンドローム効果を発表いたしました。
有田町(佐賀県西松浦郡)では、6年前より、国立循環器病センターと共同で、集団健康診査をもとに、生活習慣病の予防、治療方法の開発のための地域コホート研究が行われており、既に様々な疫学データが蓄積されています。また、町民の協力の下、機能性食品の効果判定試験も行われております。
今回、『フラバンジェノール®』に関して、有田町のメタボリックシンドローム、またはその予備群の方を対象に、臨床試験を有田町福祉保健センターで実施いたしました。
その結果、総コレステロール、体脂肪率に関して有意な低下が、LDL-コレステロール、中性脂肪に関して低下傾向が認められました。また、12週間の摂取で副作用は生じませんでした。

試験方法は、二重盲検群間並行法で、被験者を『フラバンジェノール®』群とプラセボ群にわけ、『フラバンジェノール®』群は『フラバンジェノール®』120mgを含む錠剤を、プラセボ群はプラセボ錠剤を、1日1回12週間にわたって摂取しました。血液検査、体重測定、体脂肪測定などの検査を行い、摂取開始前と摂取終了後の検査値を比較し、『フラバンジェノール®』のメタボリックシンドロームへの効果を検討しました。

■講演2 メタボリックシンドロームモデルマウスによる『フラバンジェノ-ル®』の抗メタボリックシンドローム作用の検証
武蔵野大学薬学部助教 嶋田努氏が、メタボリックシンドロームモデルマウスを用いた試験により明らかとなった、『フラバンジェノ-ル®』の抗メタボリックシンドローム作用を発表し、またそのメカニズムについての考察も発表いたしました。

■講演3 『フラバンジェノ-ル®』の育毛作用の検証
株式会社アートネイチャー 小見笑子氏との共同研究である、細胞およびマウスを用いた試験により明らかとなった、『フラバンジェノ-ル®』の育毛作用を発表いたしました。

■講演4 『フラバンジェノ-ル®』の美容に対する作用の検証
福岡大学医学部教授 中山樹一郎氏が、in vitro試験および臨床試験により明らかとなった、『フラバンジェノ-ル®』の美容作用を発表いたしました。

東洋新薬は今後も『フラバンジェノール®』の機能性をさらに解明し、時代のニーズに対応した新商品の開発に注力してまいります。

[注1]コホートスタディ
分析疫学における手法の1つ。特定の因子に暴露した集団と暴露していない集団について、研究対象となる疾患への罹患率を調査し比較することで、因子と疾患の関連を検討する研究手法。

『フラバンジェノール』は、株式会社東洋新薬の登録商標です。

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