2009年04月09日

東洋新薬 『フラバンジェノール®』の関節炎改善作用を確認

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『フラバンジェノール®』の関節炎改善作用を確認し、日本薬学会第129年会で発表いたしました。

『フラバンジェノール®』とは、東洋新薬の独自素材で、フランス南西部ランド地方に植林された海岸松の樹皮から抽出される機能性素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。

今回当社は、聖マリアンナ医科大学リウマチ膠原病アレルギー内科 安倍千之 客員教授との共同研究で『フラバンジェノール®』の継続的な摂取による、関節炎改善作用をin vivoで確認いたしましたので、日本薬学会第129年会(2009年3月26日(木)~28日(土)、国立京都国際会館)におきまして、発表いたしました。

■ 発表骨子
関節炎モデルラット〔注①〕に、『フラバンジェノール®』 0.3%(FG低用量群)または1%(FG高用量群)含有させた飼料を28日間自由摂取させ、関節炎スコア〔注②〕、および血漿中の一酸化窒素(NO)濃度〔注③〕を通常(『フラバンジェノール®』を含んでいない)飼料を摂取させた対照群と比較、検討しました。
その結果、FG高用量群は関節炎スコアの増悪を抑制し、さらに25日目以降では対照群と比較して有意に抑制しました。また、試験期間終了時の血漿中NO濃度については、FG低用量および高用量の両群で対照群に対して有意に低くなりました。このことから、『フラバンジェノール®』を継続的に摂取することで、リウマチ様関節炎に対する改善効果を有することが示唆されました。

東洋新薬は今後も『フラバンジェノール®』の機能性をさらに解明し、健康食品市場における新規商品の開発に注力してまいります。

〔注①〕 関節炎モデルラット
関節リウマチに非常に似た関節炎の症状を呈するラット。

〔注②〕 関節炎スコア
四肢関節の炎症の度合を目視によりスコア化したもの。各肢ごとに0点(症状なし)~4点(ひどい腫れ)の四肢を合計した16点満点で評価した。

〔注③〕 血漿中の一酸化窒素(NO)濃度
炎症の指標。一般的に生体内に存在する一酸化窒素(NO)が過剰に増えると、細胞に障害を与えることが最近の研究で明らかになってきた。関節部分でNOが過剰に生成されると、骨と骨の間でクッションのような役割をしている軟骨細胞を破壊し慢性関節リウマチの原因になると考えられている。

『フラバンジェノール』は、株式会社東洋新薬の登録商標です。

▶お知らせ一覧にもどる